楽天ペイと言えば、楽天カードを使えば、常時1.5%の還元率となることで有名なお得なQRコード決済です。
この記事を読まれているあなたも楽天ペイを使っている、もしくは使いたいと考えているのではないでしょうか?
ただ、楽天カードを使ったスマホ決済では、Apple PayやGoogle PayによるQUICPayという手段もあります。
実際にはどっちの方がお得なんだろう?とお悩みの方もいるのではないでしょうか?
どっちを使った方がいいのかという疑問に関する結論は下記の通りです。
- 楽天カードで設定する場合:楽天ペイ
- 楽天カード以外で設定する場合:QUICKPay
この記事では似たスマホ決済である楽天ペイとQUICPayのどちらがお得なのか、それぞれのメリット、デメリットを比較しながら解説していきます。
しっかりお得な決済方法を使えていないと、人によっては年間数千から数万ポイントの損にもつながりかねません。
気になる方は是非この記事をご一読ください。
2021年のマイホーム購入をきっかけに、本気で貯蓄を開始。マイホーム、車を所持しながらも倹約やキャッシュレス決済、投資を駆使しマイナスだった家計を見直し、結果として3年で200万の資産を築けるようになりました。2021年から3年連続で楽天ポイントを中心に獲得ポイントは毎年合計10万ポイントを獲得。クレジットカード20枚以上の利用経験から同じような境遇の方に役立つおトク情報を発信しています。
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QUICPayとはJCBの電子マネー
QUICKPayとは、JCBが提供するスマホやカードをかざすだけで決済が可能なキャッシュレスサービス(電子マネー)です。
クレジットカードをApplePayやGooglePayに紐づけすることで、決済が可能となります。
全国205万か所(2022年9月末時点)で利用でき、利便性が高いことから多くの方に利用されており、利用範囲はさらに拡大中です。
原則、還元されるポイントはその設定したクレジットカードのポイントです。
楽天カードなら楽天ポイント、セゾンカードなら永久不滅ポイントが貯まります。
QUICPayとクレジットカードの違い
先程述べたようにQUICPayは基本的にクレジットカードに紐付けされたものになり、どちらも非接触型のキャッシュレス決済となります。
そのため、同じクレジットカードを使えば、引き落とし先の口座も同じですし、貯まるポイントも同じです。違いはそれほどないのが事実です。
どちらもApplePayやGooglePayに登録してしまえば、スマホをかざすだけで決済ができる点はほぼ変わりません。
物理的なクレジットカードを使うのであれば、クレジットカードに関しては、取り出すという動作(手間)が増えます。今のクレジットカードは基本的にタッチ決済機能がついていますので、取り出すという動作が増えるという点が違いになります。
また、クレジットカードは使えるがQUICKPayが使えない、QUICKPayは使えるがクレジットカードが使えないといった店舗がありますので、使える店舗の違いというものもあります。
楽天ペイとは楽天のQRコード決済
楽天ペイメント株式会社が提供するキャッシュレス決済サービスです。
常時楽天ポイントの還元率が1.0%と高還元率がメリットの1つです。
さらに楽天カードからチャージを行うことでさらに0.5%が付与され、合計1.5%還元となります。
利用できる場所としては各種コンビニ、マクドナルド、ガスト、すき屋など、国内500万箇所以上で利用できます。
楽天ペイとQUICPayを比較
楽天PayとQUICKPayを比較した表が下記となります。
表の下ではそれぞれのメリットデメリットを詳しく解説しています。
※メリットとなる内容は黄色、デメリットな部分は赤でマーカーをしています。
決済名 | 楽天ペイ | QUICKPay |
---|---|---|
還元率 | 1%(楽天カードからのチャージで1.5%) | クレジットカードの還元率による(楽天カードなら1.0%) |
特典 | – | 設定されたクレジットカードによる(クレジットカードにより特典あり) |
クレカ決済 | ポイント2重取りが可能なのは「楽天カード」のチャージ払いのみ。その場合、楽天カードの還元率は0.5% | クレカ決済のみ。QUICKPay+ならば、デビットカード、プリペイドカード |
コンビ二対応 | セブンイレブンファミマローソンミニストップ | セブンイレブンファミリーマートローソンミニストップ |
使える店舗 | 500万以上 | 200万以上 |
貯まるポイント | 楽天ポイント | クレジットカードによる(楽天カードであれば楽天ポイント) |
利用限度額(1回) | 50万 | 2万(QUICKPay+であれば上限なし) |
利用限度額(月) | 50万 | クレジットカード利用条件と同じ(楽天カードなら最高100万) |
チャージ方法 | チャージが必要 楽天カード、楽天銀行、ATM、ラクマ売上、楽天ウォレット、楽天ギフトカード でチャージが可能 | クレジットカード紐付きのためチャージ不要(QUICKPay+はプリペイドカードであればチャージが必要、デビットカードならば口座残高が必要 |
表を見てみると楽天ペイの方がメリットが多いように感じますね。
QUICKPayにもメリットはいくつかあります。ここからは、楽天ペイ、QUICKPayのメリットデメリットを細かく比較していきます。
楽天ペイのメリット
どちらも楽天カードを設定しているのが前提で、QUICPayと比較し、楽天ペイの方が良い点を下記にまとめました。
QUICPayと比較した楽天ペイのメリット
- ポイント還元率が最大1.5%
- 使える店舗数が500万カ所以上
- 支払いにポイントが使える(期間限定ポイントも利用可能)
ではこれらメリットを細かく解説します。
楽天ペイはポイント還元率が最大1.5%
基本還元率が1.0%と高還元率なのは、楽天ペイだけです。
実は楽天カードも還元率1.0%なので同じなんですね。
ですが、楽天ペイのすごいところはこの楽天カードからチャージすることで、さらに0.5%の楽天ポイントが付与される点です。
これにより楽天ペイが利用できるお店では常に、楽天カードを超える1.5%還元を受けることができます。
どの店舗でも1.5%の還元はキャンペーンや店舗限定で5%の特典、年会費が必要なPayPayカードゴールドのようなクレジットカードや条件達成特典が無い限りなかなかありません。
楽天ペイは使える店舗が500万箇所以上
今や楽天ペイは利用可能な場所が500万ヶ所まで増えています。QRコード決済の中でもトップクラスに使える店舗が増えました。
以前は使える店舗が少ないことがデメリットでしたが、今ではメリットとなっています。
体感としてはPayPayの方が多い印象があり、まだまだ使える店舗が少ないという印象もありますが、どちらにしろ多くの店舗で利用できることは事実です。
楽天ポイントが使える(期間限定ポイントも)
楽天市場が好きな方は、お買い物マラソン等を活用していくと、たくさんの期間限定ポイントが貯まっていきます。
私も多い時には2万ポイント程期間限定ポイントが貯まっていた記憶があります。
期間限定ポイントのデメリットとして、名前の通り使える期間が限定されているという点があります。中には1ヶ月程で使い切らなければならないものもあります。
期間限定ポイントの使い道は楽天ポイントが貯まるお店、楽天市場や楽天モバイル、楽天でんき等がありますが、中でも楽天ペイでの支払いがおすすめです。
なぜなら楽天ペイであれば楽天ポイントが使えないコンビニやドラッグストアや飲食店など日常使いのお店で簡単に使えるのでおすすめです。さらにポイントも貯まります。
楽天ペイのデメリット
- オンラインでないと使えない
- アプリを開くことが必要
楽天カードを楽天Payに紐づける、QUICKPayに紐づけることが前提のデメリットになります。
楽天Payと他のQRコード決済との比較を知りたい、興味のある方は下記の記事もご一読下さい。
楽天ペイ vs 他社QRコード決済!知って得する4つのメリット・デメリット!
オンラインでないと使えない
楽天Payはネット環境に接続できていないと利用することができません。
私も以前格安SIMだったときに電波の速度が遅かったときに、コンビニでの支払い時に時間が掛かることがありました。(特に昼休みの時間帯)
今ではpovoにしているので、通信速度が落ちることはめったにありません。
私自身そういったデメリットを経験しています。楽天モバイルならそれほど時間は通信速度が遅いということはありませんので、楽天モバイルもおすすめな携帯キャリアの一つです。
アプリを開くことが必要
楽天Payはスマホのアプリを起動しなければ支払いができません。
その為、スマホを起動し、楽天Payアプリを起動させる必要があります。
当たり前と言えば当たり前ですが、QUICKPayはもっとスピーディーに支払いが可能です。
一度QUICKPayを使うと、わずらわしさを感じるかもしれません。
ただ、レジに並んでいるとき、もしくは並ぶ前に事前に起動させておけばレジ前で時間が掛かるということは防ぐことはできます。
デメリットとして挙げてはいますが、人によってはそれほどデメリットとは思わないかもしれません。
QUICPayのメリット
ここでは楽天ペイと比較してQUICPayの方が良い点についてまとめています。
- オフラインでも使える
- 決済が早い(アプリを開く必要なし)
これらメリットをこれから解説します。
QUICPayはオフラインでも使える
QUICPayはクレジットカードとの紐付けとなるため、オンラインに繋げておく必要がありません。
楽天ペイなどのようになかなか回線に繋がらずイライラすることはありません。
ただしスマホの充電がない場合はどうしようもありません。
(楽天ペイなどのQRコード決済全てに言えることですが)
QUICPayは決済が早い
QRコード決済のようにアプリを開く必要がありません。
また店員さんにコードを読み込んでもらうために画面を見せたりする必要もありません。
スマホのロックを解除し、決済機にタッチするだけで完了です。
(ロック解除を指紋認証にしとけばさらに簡単です。
私はiPhoneSEですが、ホームボタンを二度押しするだけで、設定されたクレジットカードが出てきますので、それをタッチするだけです。
QUICPayのデメリット
- 1回の利用限度額が2万円まで
- QUICPay独自のポイントなし
QUICPayは1回の利用限度額が2万円まで
カードタイプのQUICPayは、1回の支払いで使える金額は2万円までと決められている点にも注意してください。
スマホでも、+の付いていないQUICPayの加盟店だと支払えるのは2万円までですが、QUICKPay+の加盟店となると上限がありませんので2万円以上でも支払いが可能です。
QUICPayは独自ポイントがない
QUICPayでは特にQUICPayで支払ったからといって特別に貯まるポイントはありません。
基本的にクレジットカードと同じだけのポイントしか貯まりません。
ただし、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カードにいたっては、普段使いでは0.5%しか貯まらない永久不滅ポイントが、QUICPayで支払いをすれば2.0%も貯まります。
(年間30万円分の支払い月までという制限はありますが)
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カードは年1回の利用で年会費が無料になります。
私がおすすめするクレジットカードの一つです。
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結局楽天ペイとQUICPayどちらがお得なの?
楽天カードを使う場合
結論から言うと、楽天ペイの方が0.5%分の楽天ポイントが多くもらえます。
なぜなら楽天ペイなら楽天カードからのチャージで、0.5%の楽天ポイントが付き、さらに楽天ペイでの支払いで1.0%の楽天ポイントが付くので、合計で1.5%の楽天ポイントが付与されます。
対して、楽天カードに紐付けされたQUICPayで支払いを行うと、楽天カードでの決済分しか楽天ポイントがつきません。
つまり1.0%分しか楽天ポイントが付与されないことになります。
年間の支払い額が下記の場合の0.5%分の差は
- 10万円の場合:500ポイント
- 20万円の場合:1,000ポイント
- 30万円の場合:1,500ポイント
- 40万円の場合:2,000ポイント
- 50万円の場合:2,500ポイント
となります。
たったの2,500ポイントと思うかもしれませんが、こういったちょっとした積み重ねをしていくと、数年後には大きな差になります。
楽天カード以外の場合
結論はQUICPayです。
条件として、楽天ペイは楽天カードからのチャージでないと1.5%還元になりませんので還元率は1.0%とします。
QUICPayなら、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カードに設定しておけば、2.0%の還元を受けることができます。
年間合計で30万円以上の支払いとなる月までという条件がありますが、1.0%の差であれば、30万円仮に使ったとすると、3,000ポイントの差になります。
案外あなどれませんね。
ちなみに楽天カードでチャージした楽天ペイとの差は、0.5%となりますので30万円使ったとすると、1,500ポイントの差になります。
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楽天ペイがおすすめな人は?
結論、楽天カードでQUICKPayも設定しようとしている人は全員、QUICPayより楽天ペイをおすすめします。
なぜなら楽天ペイは、楽天カードを使ってチャージすれば、1.5%還元になるのに対し、楽天カードをQUICPayで使うと、1.0%還元にしかならないからです。
QUICPayがおすすめな人は?
結論、ポイント還元率より早く決済を済ませることの方が優先度が高い人です。
QUICKPayは設定したクレジットカードの決済ポイントしか貯まらないので、それほど多くのポイントももらえるということはありませんせん。多くてもおよそ1.0~1.5%還元といったところです。
もし1.5%貯まるクレジットカードと店舗の組み合わせがあれば、QUICKPayの方がよいかと思います。
ただ、1.5%貯まるようなものは年会費が掛かるものや下記でおすすめしているセゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カードくらいしかないのと認識しています。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カードも年会費が掛かりますが、実際には年会費無料みたいなものなのでおすすめしています。
QUICPayにするなら実はセゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カードがお得
QUICPayは決済が早い点がメリットになりますが、楽天カードを紐付けると、還元率が1.0%にしかなりません。
ここが楽天カードを紐付けた場合のデメリットです(それでも普通のクレジットカードより高還元率ですが)
そこでこのデメリットを埋めることができるのが、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カードです。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カードならば、2.0%のセゾン永久不滅ポイントが貯まります。
セゾン永久不滅ポイントはその名の通り不滅なので、有効期限がありません。
永久不滅ポイントは税込み1,000円ごとに1ポイントが貯まり、最大で1ポイント5円分の価値と交換することができます。
例えば、
- 200ポイントで1000円分のAmazonギフト券
- 400ポイントでモスカード2,000円分
- 200ポイントでdポイント1,000ポイント
- 200ポイントでPontaポイント1,000ポイント
への交換等ができます。
そのため、使いがってもよく、コツコツ貯めていくにはぴったりのポイントになります。
是非ともおすすめです。
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コンビニや飲食店で使うなら三井住友カードNLが断然お得
楽天PayやQUICKPayもお得に早く決済ができる便利なツールですが、大手コンビニや飲食店での支払いには、さらにお得に支払いができるものがあります。
それは三井住友カード(NL)です。
NLとは「Number Less(ナンバーレス)」の略です。
このクレジットカードを使えば、下記の店舗での買いもので200円に付き7%ものポイント還元を受けることができます。
貯まるポイントはVポイントです。
(100円換算すると3.5%還元ですね)
例
- セブンイレブン
- ローソン
- ミニストップ
- ポプラ
- マクドナルド
- すき家
- モスバーガー
- サイゼリヤ
- ガスト
- ドトールコーヒー
1.0%の還元率である楽天カードでの支払いに比べると、3.5倍なので下記のようにポイントが貯まるスピードが変わります。
支払い金額 | 楽天カードの場合 | 三井住友カード(NL)の場合 |
---|---|---|
1万円 | 100 | 350 |
5万円 | 500 | 1750 |
10万円 | 1000 | 3500 |
20万円 | 2000 | 7000 |
30万円 | 3000 | 10500 |
40万円 | 4000 | 14000 |
50万円 | 5000 | 17500 |
QUICPayを設定する方法
スマホにQUICKPayが使えるクレジットカードを追加するのは簡単です。
ApplePayとGooglePayがありますが、今回はApplePayの方を画像付きでご紹介します。
1.まずはウォレットアプリを開く(基本初期から入っているアプリですがなければAppStoreからダウンロードできます)
2.クレジットカードを追加します。
3.写真、もしくは手入力でカード番号、有効期限を登録します。
4.セキュリティコードを入力します。
これで完了です。
すごく簡単ですよね。
GooglePayの設定方法は下記サイトに登録方法がありますので、ご確認下さい。
まとめ
楽天ペイのメリット
- ポイント還元率が最大1.5%
- 使える店舗数が500万カ所以上
- 支払いにポイントが使える(期間限定ポイントも利用可能)
楽天ペイのデメリット
- オンラインでないと使えない
- アプリを開くことが必要
QUICPayのメリット
- オフラインでも使える
- 決済が早い(アプリを開く必要なし)
QUICPayのデメリット
- 1回の利用限度額が2万円まで
- QUICPay独自のポイントなし
結局楽天ペイとQUICPayどちらがお得なの?
楽天カードを使う場合
- 楽天ペイ(1.5%還元になるから)
楽天カード以外の場合
- QUICPay、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カード(2.0%還元になるから)
楽天ペイがおすすめな人は?
楽天カードを持ってる人(全員が楽天ペイが1.5%還元になるから)
QUICPayがおすすめな人は?
ポイント還元率より早く決済を済ませることの方が優先度が高い人
(楽天カードを設定すると、1.0%と還元率が0.5%落ちてしまうから)
QUICPayにするなら実はセゾンパールカードがお得
QUICPayは決済が早い点がメリットになりますが、楽天カードを紐付けると、楽天Payより還元率が下がってしまう点がデメリット
セゾンパール・アメリカンエクスプレスカードならQUICKPayで2.0%還元ができる
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コンビニや飲食店で使うなら三井住友カードNLが断然お得
三井住友カードならApplePay、GooglePayに設定し、スマホのタッチ決済をすることで200円につき7%のポイントが還元される
ここまで読んで頂きありがとうございました。
他にもお得情報をたくさん発信していますので、よろしければ下記関連記事も吾一読頂けると嬉しいです。